六月に雨が

You should take your umbrella.

山頂嘅朋友

 

 

 

草蜢/軟硬 GHVSSH 《山頂嘅朋友》官方MV

 

GHVSSHはグラスホッパーと軟硬天師のそれぞれの英文名、GrasshopperとSofthardが versus/vs.しているから。

 

 

山頂嘅朋友はEPで、EPだけ買うのも…と思っていたら、itunesのjapanストアにもあって購入、聴いていた。(2012)

 

 

2005年にこのグラスホッパー20周年の曲

 



我們 草蜢 ( Official Music Video)

 

このMVに軟硬天師が出演していたり、互いのコンサートに特別ゲストで出演しあったりしていた頃からギャ~と発狂したようにあがっていた歓声に応えるかのように
2012年にとうとう草蜢森巴大戰軟硬FANS と銘打ったジョイントコンサートを開催
そのライブに先駆けて出された曲「山頂嘅朋友」で2013年1月1日には「2012年度叱咤樂壇流行榜頒獎典禮」で受賞もしていた。

(香港の商業電台というラジオ局が主催している音楽賞)

 

 

相変わらず人を食ったようなライブのタイトルは、グラスホッパーのヒット曲「忘情森巴舞」(森巴=サンバ)と、軟硬天師の曲「廣播道FANS殺人事件」や「川保久齡大戰山本耀司」なんかとあわせたのかな、と思うけど
そんな時代からの一緒に写真を撮ったFANSを集めて再度一緒に撮ってるという山頂嘅朋友のMVの演出もニクイ。

 

 

 

草蜢森巴大戰軟硬FANS 2012演唱會 (Live DVD + Bonus DVD) (2013)にもボーナスDVDとしてついてるドキュメントのディレクターカット版が、紐約亞洲電影節2013や溫哥華國際電影節でも上映されたもよう。

これは香港藝術中心で上映された時のかな

 



「GHVSSH Documentary THE GREAT WAR大戰放映會」絕密片段

(並んでる向かって左からエリック・コット(葛民輝)レイムス・チョイ(蔡一傑)、監督の麥婉欣、エドモンド・ソー(蘇志威)カルビン・チョイ(蔡一智)ジャン・ラム(林海峰))

 

 

そんな効果もあってなのかIFPI 全年最高銷量本地DVD 及全年最高銷量本地組合兩大も獲得したそうだけど

 

草蜢森巴大戰軟硬FANS演唱會 | Facebook

 

 

ライブDVDは、ダンサーたちの衣装も李小龍に林亞珍にポーラ・ツォイ風にキョンシーにチャイニーズゴーストレスリーの書生風に…と華やか過ぎて目も眩むほど賑やかに80年代香港ヒットメドレーがあったり


場所は違えど7,80年代のものに影響受けてるとか、その辺の香港エンタメといえば日本のカバーや日本作の曲もテンコ盛りだし、それはグラスホッパーや軟硬の初期の曲にも続いて表れているし、ジャンとかは日本サブカルチャーとかあれこれも好きだったり…となんだかんだで同年代だなぁと思ったりもしつつ、全力で笑わせ楽しませてくれるエンタテイメントに楽しかった。
チラチラ報道なんかで見かけるだけでも、あの盛り上がりに行けなかった人も(なかなかチケットとれなかったらしいし)買う人多いのわかる、買っても納得のライブDVDでした。

 

軟硬はもうこのライブでは「點解要大家Red」に笑ってしまったけれど(元歌は軟硬の「點解要大家笠」セーフセックスを呼びかける歌で革命劇のパロディ…)

最初からおちゃらけだったり人を食ったような、どころか食いまくってる軟硬とは違って、グラスホッパーはでも笑わそうと思ってやってるんじゃないんだよね、きっと…と思いつつ

一生懸命が過ぎるというか、どっか過剰な表現になってて

 

アーティステックな路線というか妖艶でアートな舞台衣装や設計の時には、それはそれでもうコテコテに、25周年のライブやこの軟硬とのでも、アートなのか、もうとにかく凄すぎて何がなんだかわからないことになっちゃってる衣装とか、行き過ぎちゃってる、どこか過剰なまでの舞台精神とかサービス精神に思わず笑ってしまうんだけど、でもまだあんな物凄い衣装(かなりの重量に見える)で飛んで跳ねて全力で舞台狭しと駆け回る、それを保ってることや、自力で不屈なことへの尊敬とひっくるめて

なんかもう愛らしくて好きだー
とだんだん思うようになってた。(元々が軟硬好きなので)

 

 

見終わってからしばらく「廣播道FANS殺人事件」「忘情森巴舞」のイントロが、寝ようとすると代わる代わる頭の中で流れてきて、いや楽しいんだけど、一通り流れ終わらないと眠れなくなったり…チャララ ラーララー♪…書いててまた甦ってきそう…

 

 

 

5/30 追記


ジャンのfacebook見ていると今年は8月に軟硬で「笑の大学」やるんだそう

 

 



糊塗戲班傾力製作《笑之大學》2014版 5月28日記者招待會

 

 

台本の検閲を受ける劇作家と検閲官の話というのは、今に合った話なのかもしれないねぇと思ったり
でもversusしてるライブでも、毎日バトルが香港スタイルと歌いながらも笑いのめすとか楽しんでvsしてるような軟硬なら、きっとまた楽しませてくれるんじゃないかなーと

 

演劇ってDVD化はされるのだろうか?
今まで舞台劇について探したこともなかったからあるかどうかもわかりませんが、あるといいなお祈りしておこう。

 

 

林海峰Jan Lamb | Facebook

 

 

(2010~2013に買っていた音楽)