読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

六月に雨が

You should take your umbrella.

叉燒包

聴く 台湾


 謝金燕-叉燒包

 

 

台湾の音楽は大きく分けると、国語と呼ばれるいわゆる標準中国語で歌われているものと、台湾語(台語とも)言う元々は福建省南部の古語方言が元になっているというビンナン語のものに分かれていて、これは台湾語のほうの歌。

 

 

台湾の音楽賞である台湾ゴールデンアワード(金曲奬)などでも、国語の賞と台語の歌手やアルバムに贈られる賞というのもあって、ジェニー・シェ(謝金燕)は第18届のゴールデンアワードで最優秀台語女性歌手賞を受賞した台語流行歌謡を代表する女性シンガーの一人。こういう電子音、ダンスミュージックで人気があり電音女神とも呼ばれていて、古くからいるタレントさん「豬哥亮」(また戻ってきたね)の娘さんでもある。

 

で何でこの曲?と思われるかもしれませんが
謝金燕といえば「嗶嗶嗶」や「YoYo姉妹」「練舞功」と色々ヒット曲もあると思うのですがこれはそういう中でも
あのね、楽しい。


歌の内容といいおもしろいというのもあるんだけれども、聴くと素直に楽しいなーと思う、ダントツにクセになる感じ。

 

元歌のイメージ*もあるのかな?という気もするけれどただ元歌が素直にというか「色んな包子があるけどあなたはどれがお好き?私が一番愛してるのはチャーシューパオよ~!」とストレートにチャーシューパオへの愛を歌っているなら、タイトルはそのまま「チャーシューパオ」(今更ですがチャーシューを具にした包子。チャーシュー肉まん。美味しいです。)だけどそれはともかく、この歌はだいたいどういうことを歌ってるのか?と言うと


”ごめんなさい、あなたを待たせて
 ごめんなさい 道は渋滞でめちゃくちゃだし

みんな私をおかしがるの 起きるのがこんなに遅いって
 みんな私をおかしがるの 身だしなみ整えるのが遅いって
 みんな私をおかしがるの 家を出るのが遅過ぎだって

愛する人よ私をおかしく思わないで   愛する人よどうか私を待っていて

叉燒包 時間は刻一刻と過ぎる 豆沙包 愛情は一分ごとに失われていく 蓮蓉包 気分はどんどん悪くなるばかり・・・

愛する人よどうか私を怒らないで ”

 


というようなことを歌ってる(たぶん概ね)ようは「遅刻してる女の子の歌」

デートに遅刻しそうというかもうしてる、ヤバイヤバイヤバイ・・・という感じに焦りに焦っている気持ちをまるでチャーシュー肉まん、あんまん、ハスの実蒸しパンと「色んな包子が蒸篭の中で蒸されてる、蒸しあがっていくような心情」だと、例えるように表現している曲。

 

 

 よく遅刻をする人って、待ち合わせ時間のほうを遅らせたら遅らせたで、それに合わせてそれでもまた遅刻して来る、ってこれはもう「遅刻するという習性を持った人」なんだなと思うことがあるのですが、大事な用件や困ることはさておき、でもこんななんかノリノリに「チャーシューパオのような気持ちで焦りに焦ってるの~」遅刻の言い訳を歌われていると、なんだか可愛らしい気もしてくる。この彼女の遅刻をどう思うかは彼女の愛する人の判断に任せたいと思いますが。

 

 

この頃さすがに蒸し暑いんだけどなんかもう暑いと言いたくないなーというのが意地のようになっていて、代わりにこの歌聴いては歌っていたいのかもしれません。

 

私は遅刻しない(出来ない。これも習性)のでそれで焦ってチャーシューまんの気持ちになることはないんだけど、こうむしむし蒸し暑い時期になってくると決まって自分が蒸篭の中で蒸しあがってるシュウマイになったような気持ちになっちゃうので。ちょっと違うけど、まいいかと。

 

ダンスチューン、とはいえナウ過ぎないビートもまた良し。Everybody let's 叉燒包。

 

 

 

 

 

 

 

 

*インスパイアされてるであろう元歌ポーラ・ツォイ徐小鳳の「叉燒包」を使用していた大好きな映画のワンシーンの、かもしれませんが。那些年我也真的追過的星爺.

 

 

 

広告を非表示にする