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六月に雨が

You should take your umbrella.

いっぺんにたくさん。【第0回】短編小説の集い感想文

読んだ ブログ

 

 

先日開催されていた短編小説の集い。


【第0回】短編小説の集い 感想記事まとめ - Novel Cluster 's on the Star!

 

楽しくたくさんの小説を読ませていただきました。楽しい企画を主催してくださった
ぜろすけ (id:zeromoon0) 様、ありがとうございました。

何しろ遅いので今頃になりました、そしてぜんぜんお知り合っていない方もいらっしゃいますが、ただの感想で言及ということをさせていただきました。

今頃!と思ったり、めんどう!であればあいすみませんが、容赦なくうっちゃっといてください。うっちゃられるのは、スキですわりと。何を言ってるんだろう私は…

読んで思った、ところてん、のような感想で、まとまりもなければ的外れもあるかもしれませんが、お許しいただければ幸いです。

 (言及通知がいくと思いますので、重ねてお呼び立てになるかもしれませんので、以下の感想には
idコールのほうは省略させていただきます。)

 

 


かたち - 悩みは特にありません。

 

限られた場、時間の話でありながら、経験がなくても知っているような気がして、じんわり。
家族、家庭という、知っている光景ということと、流れてきてこの場面があり、またここから続いていくのだろうと思う、時間が書かれているからなのかもしれません。とどめておくことは出来ないものを、切り取って見せてもらったような”かたち”でした。もう私は見られないと思っていたもの。
戻れないと思っていた場面、父母の間に束の間戻っていました。
娘がいたなら読ませたい、息子ですが本は好きなので、読めば母に隠れて泣くかもしれません。いつかこっそり、盗み見たいと思います。

 

 


りんごを一つ携えて - バンビのあくび

 

同じく家族、家庭の話でも、なぜだろうとても女の子を感じる。ほのかちゃんだけでなく、あかねさんにも。自分の性別をついうっかり忘れて嫁に来て欲しくなったので、女の子の話に戻しますが、その柔らかそうな、姫りんごのような小さくて愛らしくて守りたい、女の子の頬や口元が、はっきりと浮かび上がってくるようでした。細やかで愛らしい、だけどしっかりと歩いていく家族の後姿に、とても甘酸っぱいりんごの味が残る。

 

 

 

日常と地続きの不思議や、日常とSF的なものとのハイブリッド的なものが好きなので、とても惹かれました。

 


「リンゴリラッパンダと歌う世界」〜短編小説を書く企画に参加してみる〜 - せまいコックピットのなか

 

不思議な言葉に導かれて、転がるように読んでいました。ハッキリと分かれているのにスムーズに行ったり来たりできて、気持ちよかった。勝手を言ってすみませんが、ずっとシリーズで読みたい、本棚に並べたくなりました。

 

 


通勤途中のアルパカ - 日々我れ

 

短いけれど、ひょっとしてこんな不思議が、この物語世界のあちこちで、同時に多発的に起こっているのでは…と広がっていくような気がしました。こんなアルパカに出会ったら困ってしまう…なのになんて楽しい。ケンタさんも印象的で、好きです。

 

 


短編小説の集いに参加します。 ― 楽園喪失 ― - ごくまトリックス

 

きっちりと世界観があるような宇宙の物語、世界から、りんご、というと思い出す話へと繋がっていく…読み終えて猿の惑星を思い出しました。神話的SFの大きなスケールがぎゅっと凝縮されたような短編でした。

 

 

 

言葉のマジシャン…勝手に下手な呼び名をつけて申し訳ありませんが


お題「りんご」 - 何かのヒント

 

よく知っているはずの昔話が融合したりくるりと裏返って、新たな話が登場したよう。比喩であることでかえって言葉の広がり、可能性を提示されているような気がしました。

 

 

リアルだなぁ…と


【第0回】短編小説の集いに応募しました! - 散るろぐ

 

人と人の間にありそうで、うまく切り取ることの出来ないその場の感情をサクっと、こうでしょ?と差し出されたようでした。人をしっかり見ている、見られているようでドキっとします。

 

 

初心者枠?えっ?と思ってしまった


【創作】阿呆の実 - K Diary

 

 純文学、古典を読んでいるようで、私は太宰治を思い出しました。おもしろうて、やがて…短いのにほんとうの人生を見たようで、あぁ…としばらく呆けてしまいました。まだ残ってる気がします。

 

 

 

ほんとうにニヤニヤしてしまいました。


男嫌いで林檎好き【短編】 - きまやのきまま屋

 

タカハタぁ、トガシぃ、とすぐに覚えて気安く呼んでしまいたくなる、愛すべきキャラクターの男女。存在感のある二人のやり取り、会話が聞こえてきそうで、ほんとうに可愛らしかった。

 

 

 

そして、おぅふっ、と刺さったのか、打ち抜かれたのか…そんな気がした小説。


林檎の矢 - Almost Always

 

毒林檎の話ではないのだけれど、毒のある林檎をなぜ食べてしまうんだろう?と思ってしまいました。苦いのに、また読みたくなる。美樹を嫌いになれませんでした。なんだか悲しい。

 

 

そしてとても好きな恋愛小説。


Its apple - nerumae

 

すれ違うのに求めてしまうように、せつないのに、また読んでしまう。馴染みのないはずのせつなさが、じんと沁みるのはどうしてだろう?何もないのにつかえたようで、焼けるような酒で、飲んで流してしまいたくなりました。甘くない話なのに、甘いお酒も思い出し…美味しいお酒は飲みすぎてあとが辛いのにまた飲んじゃうんだよなぁ…と今は飲んじゃいかんのだけど、飲みたくてたまらなくなってしまいました。

 

 

 

 

同じ「りんご」という一つのもの、言葉で、これだけ個性の様々なものが出て来るものなんだなぁと、アンソロジーのように楽しませていただいて、本当に美味しかった、ごちそうさまでした、と言いたかったので拙い感想ですが失礼しました。

作者の皆様、まとめてになりますが、美味しい小説をありがとうございました。
また次回、第一回短編小説の集いも楽しみにしています。

 

一読者より。