Magnolia heptapeta
もう少し、もう少し。
毎年、だいたい桜と頃を競い合うように、枝が重みを堪えているかのような花が鈴なりの実のように咲く。
今はまだ蕾だけれど、蕾が天を向いて立っているのも少し遠くから見ていると、たくさんの白い鳥が枝に止まって羽を休めているように見えた。
昨日の空は晴れ過ぎてると思うくらい、嘘みたいに青かった。先週くらいまでは晴れていてもまだ少しくすんだような空の色だったのが、一段と澄んで春らしくなってきたけれど、写真に撮ってみたらより青過ぎて、まるで合成の空のような空の色。
短歌の話。
目 (id:ankoro) さんの初心者日記で、ご自分の歌を振り返っていたり、分析して考えているのを読んで、とても参考にさせてもらっている。
id:k_sampo さんの、ご自分の振り返りをされている話と、読まれた本の感想も
参考にさせてもらっていて、幾つか購入していた。
「NHK短歌」は3月号しかなかった、あと幾つか著者名と作品名をメモしていったのだけれど、探してるのはなかなかなく「歌集」や「句集」ってありそうで置いていない。
一軒の書店でウロウロしてようやく発見した「短歌のコーナー」は短歌の、というより、穂村弘コーナーでは?と思う、エッセイもごちゃまぜに置いてあった中から未読で短歌に関する本と、同じコーナーにあった「入門」という字に買った一冊は帰宅してからよく見たら俳句のほうでしたが…
短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門 (角川ソフィア文庫)
- 作者: 穂村弘,東直子,沢田康彦
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2013/04/25
- メディア: 文庫
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文庫を3冊購入していた。
「短歌ください」はダヴィンチの連載だとあるのを見て、あぁそういえば、とダヴィンチを読んでいた頃に見かけていたのを思い出したけれど
その時は興味がなく何も思わなかったのを、今こうして買って読んでいるのは不思議なような、こういうものなような…
ボチボチ読んでいる「NHK短歌」
読みやすくわかりやすく本としてもすごくおもしろい。
本当に読んだことのある短歌の数自体が圧倒的に少ないので、投稿作品のコーナー等、数多くの様々な短歌が紹介されていて、読んでいると少しは理解が進む(ような気がする。)
NHKと短歌、というので固いイメージを持っていたけれど、詠んでいる人、選んでいる人、評している人、と内容や色も様々で、変に偏らない気がするし、楽しく知っていけそうなのでこれからも出来るだけ購読していきたいです。
書店になかった本は図書館か、そこにもなければいずれ amazonする予定。
よく知る人なら信じられない・・・と思うようなこと、「ゃ ゅ ょ」拗音というので前回は躓きはじめたのでした。
ジャスミン、なら
ジ・ャ・ス・ミ・ン、で5文字と数えるのかそれとも
ジャ・ス・ミ・ン、でいいのか?
そんなことがわからなくてもう大混乱してしまった…のでしたが、「短歌 ゃ ゅ ょ」で検索したらすぐ出てきたし…
でもこの間の「短歌の目」ではまだ何の本も読んでいなかったし、いきなり検索で知ろうというのはイージー過ぎるんじゃないか…という勝手な抵抗があってあの有様でしたが、まだ少しですが本を読み、読んだ本にはそれらは書いていなかったので今度は堂々と調べたところ
ジャスミンなら、ジャ・ス・ミ・ン、で4文字
でも小さい「っ」は一文字として数える、長音もそうとのことなので。
かけっこ、なら、か・け・っ・こ、で4文字、
ケンタッキー、なら、ケ・ン・タ・ッ・キ・ー、で6文字、ということのよう、
とひとまずわかった。
ほんとに基本の基だけれど、出てきた言葉も場景も何文字かわからない、あまりにも知らないとどうにも出来ない、ということもよくわかりました。
ということでやっと基本を守れながら
思い浮かんだ言葉をとりあえず並べてそこから入れ替えたり、同じ意味の別の言葉だとどうだろうと考えたり試したり、としているのですが
目さんの考えたお題にも乗っからせてもらっていました。
ガス、蜜柑、映画館
というお題に一度ブコメに書いたのを下げてもう一回考えてみたのだけど他に浮かばなかった…のでしたが
お題:ガス、蜜柑、映画館
「直帰です」 冷凍蜜柑 手の平で溶かし ガス抜き 映画館にて
冷凍蜜柑は電車のイメージかもしれないけれど、昔映画館に行く時に家にあったの持って行ってた…というのと、
映画館のロビーでおじさんが「◎◎です、チョッキって言っておいて…」とか公衆電話で言っていたのに「チョッキ、って何?」と大人に聞いたら「それは直帰じゃないか」と教えてもらった、そんな記憶から。
スパイには届かなかった…というよりこの3つのうえに”スパイが映画館の壁に…”という設定までどうして思いつけるの?ってすごいと思うばかりでしたが
もう一つはお題はなく自分の春で詠んでみた。
問いかけに返した答え かき消える 朝もやみたい 春の和尚は
3月に和尚さんと話したのだけれど、聞かれたことに答えてもその返事が返って来ない…会話になっていなかった、という歌。
ということで猫を詣でたり(写真撮りすぎたのでせっせと出してるけどまだあるかもしれない…)本を読んだり自己練して短歌のことを考えたりと、過ごしている3月でした。