六月に雨が

You should take your umbrella.

第5回「短歌の目」 ななな、七月

 

 

 

上半期が終わってしまいました。「しちがつ」のほうが正しいんでしょうか?わかりませんが「ななじ」「ななにんのさむらい」と言う所で生まれてしまったのです…が

 

 

tankanome.hateblo.jp

 

今月も参加いたします。よろしくお願いします。

 

 

 

 

7月お題 10首

 

 

 

1.手帳

 

人知れず印をつけることもなく 手帳にはもう 秘密はないの

 

 

 

2.花火

 

天井の升目数える 耳元で ひい、ふう、みいと 花火をあげる

 

 

 

3.虫

 

始めには気付かず踏んでいましたと 天道虫に 懺悔をしても

 

 

 

4.白

 

ワイパーに引っ掛かってる 明けの空  昼間の月の白色してる

 

 

 

 

5.アイス

 

バナナはな ほんまは アイスちがうねん  小さな人の内緒の話

 

 

 

6.プール

 

通い路の記憶を戻り ゆらゆらの卵にかえる プールでは まる

 

 

 

7.すず

 

風鈴の音 鳴りやまぬ 夕ぐれは さびしからずや すずしさ過ぎて

 

 

 

8.アンタレス

 

名も知らず見ていた星はアンタレス 昼行灯の告白になり

 

 

 

9. 雷

 

雷鳴は 文月に鳴れ ファンファーレ トマトを染める 祝典序曲 *1

 

 

 

10.ぬばたまの

 

ぬばたまの闇を千切った端っこか 朝にバサバサ、来て カア、と言ふ

 

 

 

 

 

以上になります。

主催の卯野抹茶様、いつもありがとうございます。

お世話になりますが、今月もよろしくお願いします。

 

 

 

 

暑い、寒い、涼しい…どっち?…と気候が日替わりだったり、気圧もあれだったり、降る降る詐欺もおこっていますが、アンデッド、生きています。生きていますが、生きてるので体力を奪われないよう、晴耕と雨読の間はゾンビみたいです。

 

 

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やっと人間になった、とエンジンのかかり出す頃にはもう晩御飯、お風呂、おやすみぐー…ってなっているので

短編小説の集いも(参加はしてません私読む人)やっと全部読んだと思ったらもう次のまとめが…と色々遅くなっていますが

詠むまでは読めないでいたみなさんの短歌も、明日からまたゆっくりと拝見させていただきにいこうと思っています。楽しみ。