回遊式
「日本式の庭園にはおおむね鯉がいます。」英語の教科書に例文を載せて欲しいくらい彼らはいる、いた。つい撮ってしまう私も私だけれど、初秋の静けさの中をパッチャン、ボッチャン…「やかましわっ」と言いたくなるほど自己主張をされていたのでつい注目せずにいられなかった。
シルバーウィークってなんか年寄り週間みたいでやーねえ、とか言いつつ回遊してきていた。
秋らしいうろこ雲をはじめ雲は多かったけれど思っていたより天気は良く、もうそんなにいると思っていなかったけれどまだまだ多かった蚊に立ち止まると刺されたりしながらもまた上を向いたり下を眺めたりしてきたので、またしばらく同じような写真が続くかと思います。
蚊はもうね、さすがに知らぬ間に寄って来ているようなスピード感はなく、あ、来た、とハッキリ見えてるのだけれど、カメラを構えたり、こちらの動きが止まるとふわふわ~っと頼りなげに飛んで来ては腕に止まる。
あんまりふらふらしているのでバチーンと叩くのも何だか…でハンカチで腕から追い払うのだれど、もしかするともう最後の晩餐的なものなのだろうか、何度ハンカチで追いやってもまたすぐにフラ~…っと向かってきて、しつこいしつこい。
どうぶつの森というゲームの「釣りをしていたら蚊にさされる」やるせなさも思い出し、しまいには「えーいもう刺したければ刺せ」とされるがままにしていたらけっこうボコボコにやられていて、あの蚊たちが何も運んできてませんように…って後から願ってしまった…
もう秋だし本格的な藪とか山に入るわけでもなし、というこちらの油断を蚊たちはお見通しだったのかもしれない…
蚊ともずいぶん関わったけれどそういえば、鳩。
や、鳩はよくいます、どこにでもわりと。それはそうなんだけど、水でも飲みに来たのかな?と蚊に阻まれつつちょっとズームして見ていると、ん?当然のことのようにスタスタと川の中に入っていく鳩氏。
そして更に距離遠くなったのでわかりにくいかと思いますがこのように
どんどん流れの真ん中辺りまで入っていくと、水に浸かりながら秋の空をじっと見上げるように佇んでいて、水浴びというか足湯?水だけど、とにかく鳩ってこんな風に浸かるんだなぁと
その胸のうちは知らないけれど、何事かを秋の空に思っているような、なんとなくそっと見守っていたくなる姿ではあったけれど
にしてもお尻くらいまでわりとしっかり水に浸かってるようにも見えて、その後はすぐ飛んだり出来るものなんだろうか?と
よく見かけるようでぜんぜん知らなかった鳩の生態について思いを馳せたりもした連休でもありました。