第9回 「短歌の目」 11月
一雨ごとに…って最初に言い始めたのは誰だったんだろう?
本当に一雨ごとに冬の足音がひたっ、ひたひた…だるまさんが転んだ的に近付いてきている気がしますが
今月も参加いたします。よろしくお願いします。
11月お題 10首
1. シチュー
しゅうしゅう、と空気の漏れる自転車を引きずり帰る夜はシチューだ
2. 声
貝殻に波の声音を聞いていた耳にあてがう父の湯呑みを
3. 羽
さなぎからあれよ羽化して飛んでった 完全変態したのきみは
4. 信
送信ボタンを押せない手紙書き 燃やしちまうか サルを呼ぼうか
5. カニ歩き
月もない夜ざわざわとカニ歩き 腹いっぱいの私も海へ
6. 蘭
阿蘭陀のもんとビイドロ欲しがって 祖母は小さな音をポッペン
7. とり肌
鳥のコスプレをした子ら寒空にバサバサと飛びとり肌が立つ
8. 霜
私虫 土中に隠れ閉じ籠もり 霜を吸うてはやがて夏草
9. 末
終末に備えて貯蔵したいもの 「あなた」を抱え北極へ行く *1
10.【枕詞】ひさかたの
ひさかたの光
以上になります。
主催の卯野さん、お忙しい中本当にありがとうございます。こうしてお世話をかけていながら私失礼にも時々お名前を誤字してしまっている時があり申し訳ないです、とある日ふとTwitterで見かけた官能小説家になっておられた卯野さんを拝見して改めて思いました気をつけますすみません。*2
今月もお世話になりますがよろしくお願いいたします。
クモザルは私はこちら ↓ のほうが印象が強かった
ような気がするのですが
こっち ↑ も読んだはずなんですけど、いまやえーどっちがどう……?
「愛なんかで腹がいっぱいになるもんか」だったかな?そんなようなことをたしか言っていたクモザル、「行け!」と託されるクモザル…もはや混ざっていたりむちゃくちゃかもしれないですがともかくそんなクモザルが好きです。
では、また。
*1: ”世界の終末”に備えた巨大倉庫!【スヴァールバル世界種子貯蔵庫】とは | RETRIP
*2: Twitterはしていないので何か検索していた拍子にお見かけしたと思ったのですが見間違えていたりしたらすみません。