短歌の目 第十二回 10月
参加いたします。
よろしくお願いします。
今月のお題
題詠 5首
1. 渋
定点のカメラの中を人生きる渋谷スクランブル交差点
2. 容
ご海容くださいと泣く人の泣きやむをただ待つ海なき心
3. テスト
明日きみに話しかけよう テス、テスとマイクになっている吾の夜
4. 新米
ふつくらのつやに目細め新米は愛いや旨しと鬼子母神食む
5. 野分
テーマ詠
テーマ「空」
もっと見ていたい夕色 駄々をこね 地団駄ふむもストンと落ちた
以上になります。
今月はハロウィン。
でもいまだハロウィンというものがあまり馴染んでいないのでハロウィンらしい写真もない・・とりあえず暗めの写真をそれらしく加工してみた。
カボチャを見るとハロウィンと思う前に南京・・炊こかしら・・と思ってしまいますが、冬至はまだまだでもさすがに少しずつ秋も深まって朝夕冷えてきているので温かいものでも召し上がってみなさまも健やかな週末をお迎えください。
万聖節快楽!では、また。
6月の短歌練習帳 乱題詠・6月お題
6月のお題を詠みました。
違う難しさのある気のする楽しいお題をいつもありがとうございます。なのに10月に・・・すみませんが詠みましたので出します出します。
ではよろしくお願いします。
1:ランプ
ねこの投げ出した脚先プラプラと古いランプの影のごと揺れ
2:励
ロビーでは励ましなのか滔滔と戦前戦時 もう夜も更けて
3:境目
あったから境目をなくしたかったふたり隙間に入って消えた
4:あばれ
サモハンとその他が乗りあばれても壊れなかったテーブルをくれ
5:従
川獺の腹から軍鶏の叫ぶ声 従い走る畦道の朝
6:かばん
きみのその大きいのそれかばんなの 丸ごと駱駝呑んだ蛇かと
7:っている
鳴っているごちそうの音夕ぐれて 子供に戻りどこへ帰ろ
8:少な
綿薄く広げたような夜の下 月探す人の影も少な
9:のうち
灰色の雲とねこ軒からのぞき そのうち降ると言っているけど
10:炎
あかあかと炎あなたを焚べたき火 沖から見ればきれいだろうか
脚注
4: サモ・ハン・キンポー - Wikipedia よく家具を使用して暴れていた。私頑丈な家具が好きです。
以上になります。よろしくお願いします。
先月から短歌の目第二期も始まりました。始まってくれてありがとう!と心で唱えつつ間に合わなかったのでしたが
参加できる時は参加させていただく、間に合わない時はルールに従って後日自己練習でお題を使わせていただくかもしれません。
より下手になっていく気がするばかりなのですが、ええい下手の横好き、で今月は参加したいと思っています。
今月の滝
本当は今月でもなければ6月でもなかった、たしか・・・と思いますが
マイナスイオンを浴びてやる、もうびっしゃびっしゃになるほど!と行ったのが水の少ない頃で控えめな水量にとほほ…となったのでしたが
でも、滝だからなのか、木陰を作ってくださっていたグリーンのおかげなのかはわかりませんが、さすがに涼やかで気持ちよかったのはとてもとても気持ち良かった。日傘なんか必要のない涼やかさにやっと呼吸を再開できたような気がした名水の滝だったのでした。
7月の短歌練習帳 乱題詠・7月お題
急に秋の気配も押し寄せる今日この頃ですが
乱題詠あったぁ!と思っているうちに…以下略・参加いたします。
よろしくお願いします。
1. 鉄
ブランコの時間遥かに雲を越え鉄の匂いの手の平愉し
2. 報
よい報せですかしじまを突き破る前に教えてほしい真夜中
3. うむ
滑稽なおうむくるくる回す目と回る子供は気を惹きたがり
4. ために
せん妄の伯父幾年を遡り ために幾度 戦の中へ
5. 湾
風のない湾は丸まる曲線を慌てず歩く月見る蟹も
6. 上げる
お終いのか細い花火鳴らす手を 見上げるがごとあつまった目の
7. 童
まだ暮れぬ空に児童の声わたり児童につげる時刻の響き
8. ランド
羽ばたいているランドセルバタバタと閉まらぬ蓋で子が飛んでゆく
9. 橘
橘は潮の光り映し込む青沁みるから泣け海のごと
10. 真
真心を探しあぐねた夜に虫鳴く声を聞く 鱈子を焼いた
以上になります。よろしくお願いします。
6月のお題をゆったり考えているうち7月のお題を読み、こっち、あっち…としているうちに7月を先に詠んでしまいました…
なので先に出してしまいますが6月も詠みおわったら出したいと思っています。
7月のおまけ:7月の梅
に「お呼びです?」 しのび寄り「呼んでないです」と言ってもよっこいしょと居座って梅見張ってるねこ。
まだ嵌っています。どう見てもはまりきれていない、前後の脚しか入ってないんじゃないかな?と思うけれどもでもワタシ嵌りたいの・・・そんな心の声が聞こえるすまし顔・・・
ところで短歌の本・雑誌も読んでいるのですが
いや中身は真面目にというかぎちっと俳句の色々が詰まっているなあと思いながら読んでいるのですが、短歌の本を探していたら「ん?」「釣り専門誌?」なぜこのコーナーに・・・と表紙が目に飛び込んできて手にとっちゃったのでしたが。
タイトルもだけれども、わりと潔くビシッ!っという感じのする本で、それはやっぱり五七五七七より七七が少ないぶんこう抑制が効いてるというか厳しくあらねば、ギュッとはみ出ないで凝縮するぞ、という心持ちなんだろうか・・・たぶん全然関係ないだろう余計なことも思いつつ、しかし俳句の雑誌もなかなかおもしろく読んでます晩夏です。