カレーライス
一段落
［名］(スル)
１ 文章などの、一つの段落
。２ 物事が一応かたづくこと。ひとくぎり。「事件もこれで―がついた」「仕事が―したらお茶にしよう」
あぁ一段落ついた、と思ったのは、子育てももう一段落ね、と言ったり言われたりしたのはいつだっただろう？ハッキリ覚えてないけれど、小学校？中頃くらい？あれから随分経つはずだけれど、考えてみたらそれからずっと一段落しっぱなしなんだなとふと気が付いた。
手は離れて、巣立たせる為に育ててきたのだからなんとか巣立って万々歳というかよかった、もう一人の大人として見ているよ、という気持ちとは別に、それでもやっぱり終わりなんてないんだなと、アホみたいに当たり前のことに巣立ってしばらく経ってようやく思い至ったので夕べはカレーライスを作りました。
子供はカレーが好きと言うけれど (誰が？いやほらなんとなく…)・・・そんなに？！と驚くくらいカレーが好きで、ようし、とそれでもあれやこれや色んな工夫をしているうちに「…おいしいんだけど、これは何？」と全員が思うようなわからないものになったり、行き過ぎたり戻ったり色々して、うちのカレーが出来ていた。
初めは「一晩寝かせて」いたのにその鍋を見ては涙ぐんでいるのに呆れたり負けたりで作った日に食べるようにしても朝な夕なに食べたがり、給食にカレーがあっても家でカレーを作らない月はなかった。カレーに歴史あり。だけどこれはいつまで続くのでしょうか？すべての命に限りがあるのならば風はどうですか～空もそうですか～カレーの場合はどうなりますか～？とふと知りもせぬまさしに問うてみたくなった(外で自分からスパイシーな匂いがした気がした)頃、あなたは己のカレーという新たな地平の開拓に旅立ちぬ。ぬ？であってましたっけ？
ともかく久しぶりに作りたくなって作った。食べた。正直手抜きしたいっぱいしたけれど、美味しかった。もうしばらく見たくもなかった久しぶりのカレーライス。
あなたのためのカレーじゃないけど(昭和っと言われてもヒデキとこれが好き)カレーの為に巣立ったんだっけ？と思うほど「カレー作った」「食べた」写メまで送ってくるまだカレーなあなたを思い出し、他のものも色々と食べなさいよ…と自分のご飯の時に一応思うのも、やっぱりこれからもだろうな、と思いながら。
黄レンジャーも思い出しましたが、カーレンジャーとかだった息子には通じませんでした。
