城
絵に描いたような角度から写している、プラモの箱みたい、と自分で後から写真を見て思いました。モニター見ながら何となく収まりのいい感じを探しているうちにこうなっていたのか、それとも「The城!」みたいな写真とか映像とかが頭に残っていたのを無意識に再現してしまってこうなっているのか…自分でもよくわかりませんが。
石段はそんなに長くはないんだけど手すり無いの?無い…無いのね…覚悟を決めて上りましたが2、3歩で既に膝がガクブル…本人青ざめてるのに膝だけ大爆笑していた。
当然だけど平気な人はぜんぜん平気で、ポケットに手を突っ込んだままヒョイヒョイ上ってる人や、入り口まで上ってからクルっと振り返って写真撮ってる人もいて、ここで振り返れるなんて凄いなぁと思うばかり。
振り返らなくてもずっと後ろから引っ張られてるような感覚がする、一段上がるごとに「ひ~」って変な汗かきながら、許されるなら四つんばいになって上りたい気持ちでいっぱいでした。
昨日つつじの話で思い出していたんだけれど、以前なにかで、韓国ではつつじの花がすごく愛されていて、という話と共につつじの詩が紹介されていたのを読んだ覚えがあったのだけど
私が読んだのはこの本ではなかったけれど、詩が収録されているのはたぶんこの本だと思う。
どこの国でもその国らしさって一言で括れるものでもないとは思うんだけど、それでも人々の愛する歌だったり本だったり映画や物語…そういうものからなんとなく、あぁとてもらしい情緒だなぁと感じたりすることがあるような気がするのだけど
この詩を読んだ時にも、つつじの花の詩なのだけどそこに詠われている愛や情の表現はなんだかとても韓国らしいような気がした。
今はというか最近はというか、色んな思惑なんかが乗っちゃったりしがちなのかと思うけれど
この詩を紹介されていた時に読んだ限りでは少なくともふつうにというか、叙情的ないい詩、とても愛されている詩であり韓国らしい感情の表現がされている詩という風に紹介されていて
読んだ私もこの詩の叙情が、その「ならでは」な感じがするところもいいというか
その土壌に咲いた花の美しさがあるように、美しい詩だなぁとなんとなく感じたのを覚えていて、またもう一度詩集で読んでみようかと思っている。