Signs of fish
ハナショウブもたくさん咲いていた。
花菖蒲、いつもミズバショウとこんがらがってしまう…名前の語感しか似てませんよっと自分に言い聞かせる為にもう一度書きますが花菖蒲、です。
姿は姿でアヤメやカキツバタと見分ける自信はないんだけれど…これは花菖蒲だと書いてあったので、よかった、堂々と書けると思いました。
手入れもよくされてる(と思う)のだけれど、それでも先日までの日当たり良過ぎたのか、ややくったりしている花もあり気の毒だったけれど
日曜日は一日中雨だったので少しは回復しているかも。
花菖蒲もまた色が豊富で、あぁこんなに色がある花だったんだと、でも紫陽花と同じく派手さをまったく感じない、それほど見たことがなくても目に馴染みやすい気がする色は、折り紙を思い出すような…
と眺めていたのだけれど、こういう風に咲いている一群の花というのを撮るのに慣れていないのもありどう撮ればいいんだかよくわからない…そんな戸惑いから逃避するかのようについ鯉に向かっていってしまいましたが
和風というと鯉っているなと思いつつ
ただ、この鯉たちはとにかく元気がよかった。
すーいと静かに泳いでいたり、人が近くにいると「エサ、エサくれ、くれ、エサ」とパクパクしながら寄ってくるのは見たことがあったけれど
この鯉たちはポッチャンバッチャン、鯉ってこんなに激しくダイナミックに泳ぎ回るものだったろうか?
びっくりするほど水を跳ねさせ音をたて、スピーディーに泳ぎ続けていて
それが真ん中の辺りに集まるとなんだろう、シンクロナイズドスイミングの練習でもしているかのようにこれまたけっこうなスピードでグルグルとみんなで回って、何周かするとまた団体競技から水泳個人に戻ってあっちへこっちへ泳ぎ回り…
水面にサッと輪っかを出したら次々と華麗にくぐってくれそうな気がした。
その鯉を写しているうちに、また日が陰ってモニター画面の中も暗くなってきたので明るくしようとしたつもりが、間違えてトイカメラ風のモードになってなんだか妖しげになりましたが
でもあの鯉は普通でもびっくりパワフル、きっとゴリゴリの筋肉質だと思う鯉たちでした。
本は
これを読み始めている。
次はこれを読もうとしていたのだけれど
重かった、ので。今月と来月は出かけるのと待ち時間もちょっと多くて、出かける時に持ち歩くのにバッグに入れようとしたら「ピエタ」のほうが明らかに重い、
「七夜物語」は上中下と三冊に分かれていて、全部読むとなるとけっこうボリュームありそうだけれど、一冊でいえば断然軽かったので
ピエタはまたゆっくりまとめて読む時用にして先に読み始めることにした。
「七夜物語」まだ少ししか読んでいないけれど、主人公である少年少女たちのあれこれや環境など子供時代の現実味を感じるけれど、ノスタルジックで、ジュブナイルのようにワクワクするお話のよう。
一雨あって少し涼しくなったと思ってもまだまだ蒸し暑いのはこれからです、という空気に頭の中まで湿気てしまわないように、仄暗い中からピカッと光るような本を言葉をせっせと取り入れて、防カビに努めたいと思う六月後半なのでした。