4月の短歌練習帳 乱題詠・4月お題
五月になってしまっていましたが
乱題詠4月のお題に参加いたします。よろしくお願いします。
1.フォント
降りしきる春はフォントだ流麗な書体で書かれ書かれては消ゆ
2.香
早春の雨細々と耳に降り 残り香は寄す 枕の岸に
3.しめじ
しめじめと思いました、と母に宛て手紙くれた日 きみは小六
4.塗る(活用可)
薬では治らぬ傷をつけたから ポオに倣って壁を塗るぼく *1
5.亀
「寂しい」と100年生きた亀の名を名付けて呼んだのは人だった *2
6.ウラシル
ウラシルとミシルは森へ パンくずを撒き鳥を追い狼を食べ
7.快
思い出の春の旅路は海に沿い 新快速の響きに揺られ
8.ちょろ
ちょろと呼んでたあの子今日もまだあの日のままの姿で眠り
9.一定
偏頭痛起こる前には一定のある感覚が目覚めからあり
10.さっと
夜の窓 動かぬ守宮見た豆腐食べたらさっと闇へととけた
以上になります。よろしくお願いいたします。
今月のオマケ。
この頃のバラ。
雨が続き昨夜は毛布を探したほど寒かったけれど今日日中は「カキ氷食べたい」気温で、自然の起こしていることだけれど自然の仲間のうちの一つである木や花もちょっとやっぱり変な気候に翻弄されている感じは否めない感じ。このまま初夏へと移り変わっていくんでしょうかねえ、という感じの今日この頃ですが
皆様もどうぞ体調などご自愛でお過ごしください。わしも気をつけるし。
ではでは、また。