見られなかった風景
もうそろそろイチョウの木もいい感じだろうかと並木になっている通りを、銀行の帰りに見に行ったら、あー、切られてる、物凄い上のほうまで、枝がほとんど切り取られていた。
イチョウは葉が舞い落ちてくるのが楽しい、これからだったのになぁ。もしかしたら近隣の人から落ち葉が…とか苦情があったのかしら?わからないけれど。そして切られてしまったものはもう戻らないのも仕方が無いけれど
う~ん、と思ったので以前の携帯で撮った写真を、ついでにやっぱりそちらはもう木そのものが切られてしまっている木の紅葉も、偲ぶような気持ちで貼っておこう。
仕方ないのだろうけれど、人の勝手で植えて切って、私もしていることだから申し訳ない気になって、すまん、すまん、と思う。
紅葉のほうは桜の木で、根が張り過ぎているということで、他の場所で今年も切られていた。春は花、秋は紅くと二度も目を楽しませてくれるのに、だからこそ生命力も強くて、アスファルトを破るほどに根が張ってしまうんだろうか?
グーグーの続きと、読もうと思っていたの買ってきた。
夏目漱石、内田百間、筒井康隆、村上春樹、保坂和志…他、20人の作家による20編の、すべてが猫にまつわる短編小説とエッセイがつまっている。
頭の中が猫猫猫…猫でいっぱいになりそうで楽しみ。
昨日昼に蕎麦を食べたのに今日の昼食も誘われて断れず蕎麦。今私の中は蕎麦でいっぱいだけれど、がんばって消化して猫にまみれたい。
にゃあとなきつつ人の愚をじっと見ている
と裏表紙に書いてあり、うちの猫は夕方裏でどこかの猫に会い、ものすごく奇妙な鳴き声、調子の悪い壊れかけのオーボエのような声の猫に驚かされて、押入れに引きこもってしまっている。ご飯になったら何事もなかった顔で出て来ると思うけれど、この猫に見られているんだから飼い主の愚はきっと相当に愚かなんだろうな、と思うと泣けてくる。おろろ~ん。