Not a drop of rain
六月になった。
週末にパラパラと、ほんとに申し訳程度のような小雨がパラついて、少し暑さは和らいだけれど雲は多く、でもこれは夏の雲だ…と思う形、広がり具合で
案の定なのか、すっかり晴れた今日、六月になったばかりだというのにもう夏のよう。
あまり早くから夏っぽいと植物も心配になる、でもそれより久しぶりに蕾のついていた紫陽花に…ん?紫陽花ってこうだったっけ?なんだかいつまでも緑のまま過ぎる気がしてきた…ひょっとしてこれはこのままずっと緑のまま?
何しろ数年ぶりなので確信も持てないではいるのだけれど、だけど蕾の様子からして何かが違っているような気がしてならない…
ただ、ここまで来てもまだ今後どのような花が咲くのか?未だ全貌が把握できていない…というのもスリリング。おもしろいじゃないか。
…それじゃダメなのかもしれないけれど、なにしろ花を分けてくれたのはいいけれど「何の花?」と聞くと口ごもった…とか、それじゃと他の人にも訊ねてみたらみんなそれぞれ違う名前を教えてくれやがった…とか
自分も周囲もそんなこんなで名前一つもろくにわからない、というかどれも合ってる気がしない、覚えないほうがいい気もしてきた(カラーコーンだ、いやカランコロンだ、とカランコエを前に言い張りあう人々に…)けれど、
どんな花が咲くか自分ちでもわからない、こんなミステリアスなことはそうそうない。…と思うとデタラメ園芸生活もおもしろい。
ということにしておいて。
ぜんぜん話は変わるけれど文庫化していたのね。
もう三ヶ月も前に…でも気がついてよかった。うれしい。慌てて読んだ本だったので今度はゆっくり読みたい、読もうと思います。